わたしたちの企業理念
PHILOSOPHY
企業理念
“もっともっと”をめざします。
ともに生きてきて良かったと、
思い・思われるように。
企業理念に込めた想い
私たちは、売上を伸ばし利益を得ることは「手段」であり、「目的」ではないと考えています。
もちろん、会社が多くの収益をあげ成長していくことは大切ですが、
そのせいで、私たちが本来目指していた「目的」を見失ってしまっては、本末転倒だと考えているのです。
では、私たちの「目的」とは、何か。
それは、“もっともっと”という飽くなき挑戦心を糧に自らを変化させ続け、
当社をとりまく全ての方々と「生きていてよかった」と思えることを共有することです。
医療や福祉はもちろん、地域や社会をとりまく環境が大きく変化する時代だからこそ、
柔軟に自らを変化させ、挑戦し続けることで、
創業以来変わらない“もっともっと”の追求、
そして“ともに生きてきて良かったと、思い、思われる”ことの実現を、
今後も目指し続けてまいります。

「5つの行動指針」と「成長の輪」
企業理念の実現にあたり、当社の“正しい方向を示す道しるべ”として掲げているものが「5つの行動指針」です。
指針内には、仕事への向き合い方や価値観が記されており、全社員の規範となっています。
「成長の輪」は、上記の行動指針を繰り返すことで生まれる、自分や周囲への影響を図解したものです。
正しい行動が正しい成長を呼び、それが正しい組織、そして社会へとつながる。
企業理念で掲げた“もっともっと”を地でいく、そんな好循環を表現しています。
「5つの行動指針」
「5つの行動指針」は、当社の“正しい方向を示す道しるべ”です。
そこに書かれているものは、「品格を高める」「一丸となる」「信頼される」といった、
当たり前だからこそ、忘れがちになってしまうことばかり。
「うそは言わない」「人のせいにしない」「諦めない」といった、具体的な行動と併せて、
シンプルだからこそ守りたい“あるべき南九イリョー人” の姿が書かれています。
※横にスクロールできます
より
品格 Dignity
を高めるために

より礼節を重んじます
より敬意をもって接します
より思いやりを持ちます
より痛みを知ります
より謙虚であります

絶対にうそは
言いません
より
一丸 Unity
となるために

より報告・連絡・相談を徹底します
より意思疎通、相互理解を深めます
より仲間意識(協調性)を持ちます
より当事者意識(責任感)を持ちます
より規律を守ります

絶対に
人のせいに
しません
より
貢献 Contribute
できるように

より価値を創出し、より問題解決を図ります
よりテーマ(問題意識)を持ち、
より情報のアンテナを張ります
より創意工夫・改善を図ります
より全体最適をめざします
より変化し、より変化に対応します

絶対に
諦めません
より
信頼 Reliance
されるために

より縁に感謝し、より恩に報います
より誠実であります
より約束を果たします
より内省します
より矢面に立って守ります

絶対に
裏切りません
より
誇り Pride
を持てるように

より役割を認識します
より存在意義を明確にします
より使命感・プロ意識を持ちます
より育てる喜び、実る喜びを知ります
より恥を知ります

絶対に
逃げません
成長の輪
行動指針を繰り返すことで生まれる、自分や周囲への影響を図解したものが「成長の輪」です。
品格を高め、一丸となり、信頼される続けることで生まれる、「感謝」「誇り」「貢献」といった関係性。
そして、そうした関係性が育む、自分や自分たち、そして関わる方々全員の成長。
そんな好循環を可視化した、私たちの理想であり志です。


自分たちで育てる企業理念
現在の企業理念は、会社の成長に伴い、
2013年に発展させたものです。
ここでは、再定義した背景や新しい企業理念を
社内に浸透させるための取り組み、
その後の変化についてご紹介します。
SECTION
01
元々の企業理念は
「もっと、もっとを目指します」
だけだった。
会社が成長し、人が増える中で、働く仲間の価値観や考え方もどんどん多様化していきました。新しいアイデアが生まれ、イノベーションの可能性が広がる一方で、価値観の違いがぶつかり合い、コミュニケーションの課題も浮かび上がってきたのです。
そんな状況の中で、「どうすれば多様な人が同じ方向を向いて成長していけるのか?」を考えた結果、当社がたどり着いたのが「企業理念の再定義」でした。元々「もっと、もっとを目指します」だけだった企業理念を再定義し、上から押し付けるものではなく、みんなで一緒に育てていく「新しい企業理念」をつくるべく、各現場から社員が集まり、約8ヵ月にわたる議論を重ねました。そして生まれたのが、「5つの行動指針」と「成長の輪」を取り入れた、新しい企業理念です。
でも、大切なのはここからです。企業理念は、ただ掲げるだけではなく、一人ひとりが実践してこそ意味を持ちます。新しく掲げられた企業理念は、現在、そして未来の仲間とともに形にしていくのです。

SECTION
02
一人ひとりが
「腹落ち」するために
企業理念は、私たちにとって次のような価値があります。
- 働く人達が心から共感できることで判断や行動に統一感が生まれ、組織としての結束が強まる。
- 企業理念への誇りが自身の仕事に対する自信と誇りにつながり、やりがいや幸せを感じることができる。
- やりがいを感じながら働くことで能力が最大限に発揮され、結果として売上や利益にもつながる。
- 様々な社会状況や価値観の変遷の中で、私達が“変わらず大切にすべきこと”を共有し、守ることができる。
一方、浸透活動を進めていく中で、次のようなリスクも懸念されました。
-
腹落ち不足
説明はされたが納得していない。
例)「自分には関係ない、意味がない」 -
言語化不足
よいことだと感じるが、実践しないうちに忘れてしまう。
例)「何だっけ?」 -
現場否定
自分が実践しようとしても周囲の理解が得られない。
例)「やってもムダかも」 -
応用不足
現場で継続的に実践・応用する方法がわからない。
例)「実際どうすればいいの?」 -
評価不足
実践し、手応えを感じても、評価されない。
例)「やってもやらなくても同じだ」
そこで、
「一人ひとりが企業理念を自分のものとして認識し、
自然とそれに基づいて判断・行動できている状態」
を目指し、
例えば次のような社内への浸透活動を行いました。
-
ゲーム方式を取り入れた浸透活動
チームとして成長するための大切な要素について学びや気づきを得ることを狙いとし、経営シミュレーションゲームを実施。チーム同士競い合う中で生まれた判断や行動をファシリテーターとともに自分たちで振り返りました。これを継続的に実施することで、企業理念が「共通言語」として浸透していくことを目指しています。
-
人事制度の改訂
会社が定めた目標に対する達成度を評価する仕組みを廃止し、「個人・チームの成長」を支援する新しい仕組みを策定。具体的には、自身でチームへの貢献目標を決めたほか、企業理念と5つの行動指針をもとにした共通の行動規範項目に沿って自らの行動を振り返る手法を導入しました。こうすることで、共通の目的に向かいながら、個人としても持ち味を発揮し、かつチームで成長を目指すことを後押しする制度へと改訂することができました。
次のページを見る