現場とともに成長していく、
IT部門を目指して。

システム

M.E

企画部 コーポレートIT課
次長
2003年入社

PROFILE

高校卒業後、関東のソフトウェア開発会社で約3年間、社内向けの業務システム開発に従事。UNIXやオフコン上でのツール開発を経験した後、地元・鹿児島のIT企業に転職。汎用機のオペレーター、販売・金融・工事・免許管理システムの開発など、さまざまな業務に携わった。2000年ごろにIT企業を離れた後は、個人向けにパソコンやネットワークの設定支援をおこなうなど、よりユーザーに近い視点でのIT支援を経験。COBOL、VB、Oracle、PowerBuilder、ACCESSといった多様な技術に精通することになった。その後、“使う人の顔が見える”環境を求めて、自社システムを持ち、社員と直接向き合える南九イリョーへ入社。現場の声に耳を傾けながら、ITの力で業務を支えたいという強い想いが、転職の決め手となった。

現在の仕事内容

IT環境の“すべて”を支える
社内SEとしての挑戦

現在、企画部コーポレートIT課にて、SE職と次長を兼任し、社内IT業務全般を担っています。業務は「基盤系」「機器系」「アプリ系」の3領域に分かれており、 「基盤系」ではサーバー・ネットワークの構築・運用・保守に加え、情報セキュリティ対策の強化にも注力しています。システムの安定稼働を支える裏方として、障害時の迅速な対応も求められます。
「機器系」では、誰もが快適に業務できる環境づくりを目指し、社員が日常的に使うPCや周辺機器の選定・導入・設定・修理対応などを担当しています。
「アプリ系」では、業務アプリの導入・開発・保守をおこない、既存システムの改善から新規開発まで幅広く対応しています。業務部門から寄せられる要望に対し、ヒアリングを重ねながら最適なITソリューションを提案しています。
加えて、ヘルプデスク対応も重要な業務の一つです。日々寄せられる操作に関する問い合わせやトラブル対応を通じて、現場を支える“最後の砦”としての役割を担っています。これら多岐にわたる業務に向き合う中では、技術力はもちろん、社内各部門との信頼関係やコミュニケーション能力も求められます。だからこそ、自分の成長が会社の成長と直結するという実感があり、大きなやりがいを持って取り組んでいます。

仕事のやりがい・魅力

業務改善の現場で
“手応えのあるIT”を実現できること

私がもっともやりがいを感じるのは、ITの力で業務課題を直接解決できた瞬間です。社内SEとして、業務部門の担当者と対話を重ねながら課題を洗い出し、業務フローの見直しやアプリケーションの改善・構築によって「より良い働き方」を実現する。そうした取り組みが、自分の仕事として目に見える形で成果に繋がる点が、大きな魅力です。
たとえば、工場の計画生産や配送担当者の残業が課題だったプロジェクトでは、業務フローそのものを見直し、出荷日を事前にシステム登録する新たな仕組みを構築しました。導入後は、受注〜生産〜配送の連携がスムーズになり、各担当者から「残業が減った」「準備に余裕が持てるようになった」といった喜びの声をいただきました。このように、“ユーザーの声”がすぐそばにある環境で、業務改善に貢献できる点は、前職のシステム開発会社では得られなかったやりがいです。
また、課題解決にはITスキルだけでなく、部門を超えた調整力や柔軟な発想力も必要です。そうしたプロセスすべてが、自分の成長につながっていくことを実感できる点も、この仕事の醍醐味だと思います。

印象的なエピソード

FAX注文書の
“クセ”と格闘した先に生まれた
業務改革

忘れられない仕事は、工場の生産計画と配送担当の残業削減を目的とした改善プロジェクトです。以前は、受注後にFAXで届いた注文書を配送担当者が帰社後に確認し、納品準備をするという流れが残業の原因になっていました。加えて、出荷日情報がシステム上で管理されておらず、工場側も事前に何をどれだけ生産すべきかが見えづらい状態でした。そこで、受注と同時に出荷日を登録できる仕組みをシステム内に構築。さらにFAX注文書の内容を自動で読み取り・登録するため、OCR(光学文字認識)を組み込んだ処理を開発しました。
しかし、導入は一筋縄ではいかず、注文書の書式が統一されていなかったことで、10パターン以上の帳票に対応する必要がありました。加えて、FAX特有の傾き・汚れがOCR処理の精度を下げ、認識ミスが頻発。受注担当者と密にやり取りしながら、トライアンドエラーを繰り返し、ようやく本番運用にたどり着きました。その結果、配送担当の残業は大幅に削減され、工場の生産もより計画的に進められるようになりました。プロジェクト後、複数の関係者から「現場が本当に楽になった」と感謝の言葉をいただいた瞬間、ITを使った改善の力と、それに伴う責任の重さを改めて感じました。

ある日のスケジュール

  • 08:30

    出社。
    メールや
    社内システムの確認。

  • 08:45

    課内
    ミーティング

  • 09:30

    社内システムの
    開発・保守作業、
    社員からの
    問い合わせ対応

  • 12:00

    昼休憩

  • 13:00

    社内システムの
    開発・保守作業、
    業務部門担当者との
    打ち合わせ

  • 17:00

    日報作成、
    翌日の準備

  • 17:45

    退社

プライベートの過ごし方

映画と小説の世界で、
リラックスと発見を

休日は、Amazon Prime Videoで映画を観たり、小説を読んだりしながら、心と身体をゆるめています。最近は、家事をしながら映画を観る“ながら時間”もお気に入りの過ごし方の一つ。ジャンルにこだわらず、新作から名作まで幅広く楽しみます。観た映画の原作小説をあとから読むことも多く、物語を深く味わう楽しさに気づかされました。作品に没頭する時間が、日々の業務を乗り越えるためのエネルギーになっています。

今後の目標

データとAIの力で、
会社の未来を支えたい

これからの目標は、社内のIT環境をさらに進化させ、事業の成長を後押しすることです。現在、社内には膨大なデータが蓄積されていますが、それを十分に活用できているとは言えません。営業データや生産データを分析し、的確な意思決定を支える「データ活用の仕組み」を構築することが、私の次なるチャレンジです。AIの導入などを通じ、業務自動化による効率化や、社員が創造的な業務に集中できる環境を整備していきたいと考えています。
また、ITリテラシー向上に向けた研修や社内サポート体制の充実にも力を入れ、部門横断での連携を強化していくことも目標の一つです。IT部門が、単なる“仕組みを提供する側”ではなく、“現場とともに成長していくパートナー”になることを目指しています。

みなさんへのメッセージ

“使う人”と向き合えるから、
成長もやりがいも手に入る場所です

南九イリョーの魅力は、IT部門であっても“使う人の顔”が見えることです。システムを開発するだけではなく、業務担当者の声を聞きながら一緒に改善に取り組めるからこそ、「誰かの役に立っている」という実感が得られます。現場からのフィードバックが直接届く環境は、エンジニアとしての成長を後押ししてくれます。
また、当社は新しい技術を積極的に取り入れる姿勢を持っており、「こんなことに挑戦したい」という意欲を歓迎してくれます。ITを活用して会社の未来を変えていきたい方、自分の提案や行動で職場をより良くしたい方にとって、最適な環境です。ニッチな業界だからこそ、他では得られない経験とスキルが身につきます。ぜひ一緒に、ITの力で会社を、そして共に働く仲間の毎日を、もっと良くしていきましょう。

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