パートの洗い場から、
正社員の生産管理の責任者へ。
生産管理
T.A
生産部 熊本生産課
課長代理
2008年入社
PROFILE
高校卒業後、飲食店の厨房やスーパーのゲームコーナーでの仕事を経験しながら将来を模索する中で、母の知人が働いていた南九イリョーで「事務職の求人情報」が出ていることを知る。募集はパート職だったが、「頑張り次第で正社員を目指せる」という点に惹かれ、応募。工場の洗い場から仕事をスタートし、現在は正社員として工場全体の生産管理を担っている。当初は人との関わりに苦手意識があったからこそ、黙々と作業に集中できる環境からスタートできたことが幸いしたという。
現在の仕事内容
数値で見える「成果」が、
現場を前へ進める力になる
現在は、医療・福祉介護施設向けのリネン製品を扱うクリーニング工場で、生産管理業務を担当しています。業務は大きく分けて、デスクワークと現場管理です。日々の生産データの集計や分析、損益計算などの数値管理に加え、現場では生産優先順位の決定、人員配置、段取りの調整、さらにはパートスタッフのシフト作成や急な欠勤対応など、多岐にわたります。人手が足りない時には、自ら現場作業にも加わることもあります。
多くのスタッフが関わる工場では、安定稼働のための円滑なマネジメントが不可欠です。そのため、全員が状況を理解できるよう、できる限り「見える化」して伝えることを意識しています。当初は苦手だった損益計算も、今では効率化の手応えを感じられる、やりがいある仕事の一つです。
仕事のやりがい・魅力
「結果が見える」から、
仕事に向き合う姿勢が変わった
現場作業をしていた頃は、いかに早く仕事を終えるかが自分の中での目標でした。しかし、生産管理の業務に就いてからは、自分の判断や工夫が、数値という結果となって現れるようになり、仕事への向き合い方が大きく変わりました。
自分が組んだ段取りがうまくいけば、それがそのまま効率や成果として数字に表れるからこそ、改善や工夫の意欲も高まり、責任のある立場としての充実感を味わえるようになりました。

印象的なエピソード
止める勇気が、
工場を守る選択になることもある
工場では多くの機械が稼働しており、時には突然のトラブルが発生します。機械が動かない時、作業を続けるか、それとも一時的に止めるかの判断は常に悩ましいものです。しかし、無理に動かし続けるより、一度立ち止まって翌日に向けた準備をした方が、結果的に良い方向へ進むこともあります。焦る状況で「あきらめる」という選択をするのは勇気がいりますが、その判断が正解だったと後から実感できる瞬間には、大きな達成感があります。責任の重さを実感しつつも、後に「あの時の判断は正しかった」と思えることで、管理者としての自信とやりがいを感じています。

ある日のスケジュール
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07:30
出社
-
08:15
事務所朝礼
-
08:45
現場朝礼
-
09:00
数値分析・資料作成・
個別面談・現場作業 -
12:00
昼休憩
-
12:45
数値分析・資料作成・
個別面談・現場作業・会議 -
17:30
退社
プライベートの過ごし方
好きな時間で、心を整える
オフの時間は、ソファでコーヒーを飲みながらYouTubeを観たり、ゲームをしたりして過ごしています。特にロールプレイングゲームが好きで、コツコツとキャラクターを成長させていくのが楽しみです。愛猫とのんびり過ごす時間も、日々の疲れを癒やしてくれる大切なひとときです。自分らしい時間を持つことで、また仕事にも前向きに向き合えるようになります。

今後の目標
「安心して働ける」工場づくりを、
これからも
パートからスタートした私ですが、経験を積み、今では工場全体を管理する役割を担うようになりました。立場が変わって強く感じるのは、「働きやすい職場環境の重要性」です。上下関係をただ厳しくするのではなく、互いの意見が尊重されるような風通しの良い職場にしたいと思っています。秩序を保ちつつ、仲間が安心して働ける環境を整えることが、工場全体の効率化にもつながると信じています。
みなさんへのメッセージ
未経験でも、一歩踏み出せば
未来が広がる
「工場の仕事は専門的で難しそう」と思う方も多いかもしれません。でも、実際には未経験から始められる仕事であり、やる気や思いやりがあれば誰でも成長できる環境です。私自身、パートからのスタートでしたが、経験を積んでキャリアアップし、今では工場全体の管理を任されています。工場の仕事は、ただのルーティンではありません。現場の状況を見ながら戦略的に動く必要があり、まるでゲームのように工夫を重ねる楽しさがあります。未経験から成長を実感できる、安定した職場で新たなチャレンジをしてみませんか?

実は、リニューアル前の採用サイトにも
登場していました。
「昔の自分」と比べてわかる、確かな変化
入社した当時はまだ20代で、言葉遣いや接し方に配慮が足りず、周囲との関係に悩むこともありました。しかし、経験を重ねる中で視野が広がり、工場全体の流れを把握できるように。今では、相談を受けた時にも相手の状況を理解したうえでアドバイスができるようになりました。「答えをくれるから話しやすい」と言ってもらえることも増え、自分の中でも物腰が柔らかくなったと実感しています。

2014年の私
社員紹介
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